中島弁財天社

中島弁財天社は、麻生池の中島にあります。一見大きすぎるように見える屋根ですが、度重なる台風にもほとんど影響を受けたことがありません。

御祭神は市杵島姫命イチキシマヒメノミコト(本地仏・弁財天)です。

以下、中島弁財天社にまつわる星野村の伝説

昔むかし、旱魃が起こる度、村人達は麻生池に雨乞い祈願をし、神様の恵みを受けていました。とある農夫は、神様に日頃のお礼を言いたいと考えました。農夫は神様に会うために麻生池の畔に立ち、一心に祈りを捧げました。すると、一匹の白蛇が現れたのです。農夫はこれを神様の使いだと思い、さらに熱心に祈りました。いつの間にか雨が降り始め、ふと気がつくと、農夫の目の前に美しい女性が立っているではありませんか。微笑みをたたえたその女性こそ、麻生池の神様である弁財天でした。白蛇は、弁財天の化身だったのです。農夫は感激し、一層信心を厚くしました。この話を聞いた村人たちが建てた社が中島弁財天社だと伝えられています。

Last Updated:
2022-06-20
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